こどもたちの記憶力

こんばんは ☆~+*+,.・..*+・・.,.・*+
今週のatelier ANコラムは相原です!・・・我が家は定年を迎えた父が居ますが、昔から家で暖房(エアコン)を使うのが嫌いらしく、この寒さの中、自分も寒いのにフクロウのように居間の椅子に縮こまり、猫に集られています・・・(笑)
我が家の冬の醍醐味です(笑)

”こどもたちの記憶力”に驚かされたことはありませんか??

... 私は普段、3歳~中学生を相手に造形教室の講師をしています
最近は3歳になるかならないかで入会を希望される方が増えた気がします
みんなまだ、自由に好きな色、好きなかたち、好きな描き方でお絵かきをしてくれます!
私は3歳さんやお絵かきになれていないお子さんのレッスンを担当した時に『言葉がけ』に気を遣います
『こんなお道具あるけど使ってみる??』『色って自分で作れるんだよ!○○ちゃんだけの色、作ってみて』『それ一回やってみようか!』など、やり方や技法にとらわれないような言い方を心がけてみています

当たり前のようですが、やっぱり美術には”正解”ってないと思うからです
それが美術の良いところだと

なぜこんな事を今さら書いたのかと言うと、たびたび生徒さんから言われる言葉が心に残るからです

8年くらい、お教室に通ってきてくれていたある生徒さんが、お教室を卒業する時に
『初めてこの教室で私の絵をみてくれたのは相原先生でした』
と、3歳ころの記憶をたどって言ってくれたんです
・・・私は覚えていました、でもまだ3歳だった彼女まで覚えていてくれたなんて・・・と素直にびっくりしました
描いた絵の内容まで言ってくれたんです

ある8歳の女の子は『あいぴー(←私の愛称です(笑))、わたしまだネバー・エンディング・ストーリーのDVD観れてないんだー』と、事あるごとに声をかけてくれます・・・1~2年間ずっと!
私が面白いから、とオススメしたのですがなかなか観れないそうで
報告してくれてるんです

そして、これは正直ショックだった言葉・・・
5歳の男の子に言われたのが
『お節介な先生だな~』・・・
・・・そうです、ある時私は必死にその子の絵をよくしようとし過ぎて言い過ぎてしまったんです
深く反省しました
自分の好きなように描きたいタイプ子は人から言われるのが嫌ですよね
その気持ちわかっていたつもりになっていましたが、わかっていなかった

この言葉をきっかけに、先ほど書いたやり方や技法にとらわれない言葉がけを強く意識し始めました

こどもだから覚えてないだろう
こどもだからすぐに忘れる
こどもだから大人になったら忘れるよ

・・・すべては覚えていなくても、その子にとって印象深かったことは決してわすれません

特にこどもと美術に関わる仕事をしていると、保護者の方からよく言われるのが、
『このお教室でしか誉められないんです、この子』
『こどもがお絵かきだけはやめたくないって言ってるので、これからもよろしくお願い致します』
という言葉

そしてこどもたちからたま~に言われるのが、
『だってこの前、こう言ったじゃん先生~』
『前に先生はこうしなさいって言ったよ』
・・・決してその時々々、いい加減に言葉がけをしているつもりはないのですが、やっぱり”おとなの事情”は隠しきれないんですね!!こどもたちには

唯一、自分のやりたい事が出来、気持ちが表現できる美術だからこそ、
そしてこどもたちにとっても、”心の解放”になり得る、美術だからこそ、言葉がけは慎重に選んでいきます
日々、心がけます!

ちなみに、11歳の女の子に言われた心に突き刺さった言葉・・・
『先生、この仕事、本当に楽しい??』(←私の顔を見ず、絵を描きながら言ったんです!!)
・・・何か見えていたのでしょうかその子には!!
相原朋会