小学生のリアル

こんばんは!
atelier AN 相原です。
毎度の水曜日です。早くも花粉にやられています・・・。

この前の日曜日は今年初のANのワークショップでした。
親子で足を運んで頂き、一緒にワークショップを作り上げてくださった方々ありがとうございました!!
... 久々に自由な制作をしてくれたお子さんたちとご一緒できて楽しかったです。♪

今日は『小学生のリアル』について・・・。

先週私は10歳(小学4年生)のある男の子の絵の担当をしました。
基本的には幼児も小学生も一緒に担当するのですが、その時わたしは幼児2人と小学生のその男の子の合わせて3人をみていました。

幼児がいると、周りにいる小学生は自然と大人っぽくふるまうわけで、わたしにとっても頼りになる存在なのですが、その男の子とは6年くらいの付き合いなので、顔を合わせると『・・・あぁ、おっす。』みたいな。

生徒の担当というのは、その子がどんな個性を持っているのか、どんな作品を作りたいのか、その子に合ったアドバイスをし、作品制作を見守る・・・というのが主な仕事です。
でも年齢によって感性の方を引き出すのか、技法にもチャレンジするのか違いますが、私は付き合いの長い小学生にはその子の”今”を探るようにしています。
小学生は身体も気持ちもどんどん成長し変化を遂げる時期だからです。

だから絵のことより今、どんなことに興味があってどんなことが楽しいのか会話しながら探ります。

単刀直入に『ねぇねぇ、最近どう?最近何が一番楽しかった?』
と私。

彼『・・・うーーん・・・。そうだねぇ、まぁなんつうか。』
私『忙しいの??』
彼『・・・まぁ・・・。っていうかさぁ・・・、』
↑ここまではいつものことですが・・・

彼『・・・、っていうかさぁ。忙しいよ。忙しいけどなんつうか、疲れてるってわけじゃあないんだけど・・・。こどもにもさぁ、自由っていうか。

こどもの時にしかできない、貴重なことってあるわけ。
こどもにしかない時間ってあるじゃん?』

と、すごく深い言葉を口にしたんです・・・。
う、うん、そうだよね・・・。例えばどんな時間が欲しいの??と思わず尋ねると
『友達と一緒に過ごす事だよ。』
と絵を描きながら答えてくれました。
中学に進級するためにかなり勉強をしなければならなくて塾が増えるのは当たり前。それは辛くないんだそう・・。
勉強も苦じゃない。
だけど、単純に、『もっと友達と一緒にいろんなことがしたい。一緒にいたい。』というまさに単純な気持ちでした。
単純な気持ちが故にすごくストレートに響きました。
例えば1日が36時間だったら。
勉強も遊びもできるんだろうか。
もっと友達と一緒にいられるんだろうか。
しっかりしていて頼りになる、10歳でも。
でもまだ10歳。・・・もう少し遊びたいよね・・・。
絵を描く場所だと普段よりも少しだけ、本当の気持ちが出せるのかな??

12歳くらいになってしまうともっと大人びてしまうけど10歳というなんとも微妙なリアルを目の当たりにして、絵を描く場所がもっと”発散”の場所になってもいいかな・・・と思ってしまいました。

貴重な時間はいつもあっという間に過ぎてしまいます。
こどもにあらためて教えてもらってしまいました。

相原朋会
画像は小学1年生の女の子が描いた『鎌倉の大仏』です。